株式会社花洛様 「寿しのむさし京都八条口店」

京都・河原町三条に本店を構える「寿しのむさし」様は、創業以来40年以上、地元客に親しまれてきた老舗回転寿し店。
“変わらぬ味と、気取らない接客”を大切にし、現在は京都駅八条口にも店舗を展開。
外国人観光客の来店も増え、幅広いお客様に愛される存在となっています。
導入にあたり、株式会社花洛 営業部 中井部長様・坂井課長様にお話を伺いました。

1. デジタルサイネージ導入のきっかけ
「うちは派手な広告はほとんど出しません。口コミやレビュー頼り。だからこそ、来店されたお客様にしっかり満足してもらいたいんです。」と語るのは中井様。店頭に自然と行列ができるほどの盛況ぶり。その中で「並んでいる間にも楽しんでもらえるようにしたい。」という思いが強くなったといいます。
さらに、外国人観光客の増加も大きなきっかけでした。
「旬やおすすめの情報って、日本語だけだと伝わりづらい。もっと視覚的に、直感で伝えられる方法が必要だと思ったんです。」ただし、デジタル感を押し出すことには慎重でした。「京都の寿司屋らしい落ち着いた雰囲気を壊さずに、自然に情報を伝えたい」そのバランスを重視し、検討を重ねる中で出会ったのが「Jizainfo」でした。
2. Jizainfoを選んだ理由
まず評価されたのは
「和の雰囲気に馴染むスマートなサイズ感とデザイン。それが一番の決め手でした」
デジタルらしさを前面に出さず、店の空気感を守れるのが魅力だったといいます。
そして
・斜めからでも美しく見える視認性
・DTPスキルがあれば、自分たちで簡単にコンテンツ作成ができる運用性
といった実用面でも多くのメリットを感じたそうです。
運用担当の坂井様は、「いちいち業者さんに頼まなくていいので、現場の負担も少ない。これは本当に助かっています」 シンプルに始められて、現場でも無理なく続けられる。
だからこそ、導入後も着実に活用の幅が広がっているようです。
3. 設置場所とコンテンツ
【上部ディスプレイ】
店舗入口に設置。通行人や並ぶお客様に向け、定番メニューを横スクロールで紹介。
日本語・英語両表記で、直観的に理解できるよう工夫されています。
また季節限定メニューや旬のネタを、簡単なストーリーとともに紹介。
【下部ディスプレイ】
ウェイティング中のお客様に向け、おすすめ商品や上部ディスプレイ以外のメニューの訴求。

実際に、並んでいるお客様が「これ食べたいね」「次はこれにしようか」と話している様子も見られるようになり、導入の手応えを感じているそうです。
4. 今後の展望
「今は一方通行の情報発信だけど、将来的にはタッチパネルを活用して、お客様自身が楽しめる仕組みにしていきたい」と坂井様。
今日のおすすめを詳しく見る
• メニューにまつわるストーリーや魚の産地などを表示
• タッチ操作で言語を切り替えるインバウンド対応
など、“待ち時間”を“体験時間”に変える仕掛けを構想中。
「最初は正直、デジタルなんてうちに合うのかなって思っていたんです。でも、導入してみたら、店の雰囲気を壊さずに、むしろ空気になじんでくれていて。お客さんの反応を見て、もっといろいろできそうだなと実感しました。」と中井様。
導入の工夫次第で、お客様の体験価値は大きく広がる。そんな気づきを与えてくれる取材となりました。
Jizainfoは、ただの“モニター”ではなく、お客様とのコミュニケーションツール。
業種や業態を問わず、「体験価値」を高めるツールとしての活用が期待されています。
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5. 他業種での応用ヒント
以下のような業種でも活用可能です。
● 小売店
店頭・店内での新商品の紹介やおすすめ情報を発信。タッチ対応で商品を詳しく深掘り可能に
● 美容院・サロン
施術前の待ち時間に、ヘアスタイルやサービス紹介動画を表示。
「どのスタイルにしようか」とお客様の選択肢を広げるきっかけになります。
● 病院・クリニック
診察の待ち時間に、健康に関する情報や院内のサービス案内を多言語で表示。
外国人患者の不安を和らげ、安心感を提供できます。
● 宿泊施設・観光案内所
周辺の観光スポット紹介や、施設内サービス案内などを表示。
タッチ操作で自分に合った情報を探せるようにすれば、より高い満足度が期待できます。
今回取材にご協力頂いた 寿しのむさし様