2025年 東京オートサロン
はじめに
企業やブランドの魅力を伝えるうえで、展示会はとても重要なタッチポイントです。
製品に興味を持って立ち寄ってくれた人を、説明員の数やタイミングの問題で“逃してしまう”のは、
どんなに準備を整えても起こりうる現実です。
自動車用ブレーキパーツメーカーの株式会社ディクセル様も同じ課題を抱えていました。
その解決の糸口となったのが、デジタルサイネージ『Jizainfo』でした。
株式会社 ディクセル
高機能ブレーキパッドやローターを自社開発し、一般車からサーキット仕様まで幅広く対応する企業で、
国内外のディーラー、自動車整備工場、レース・モータースポーツイベントでも高い支持を得ています。
今回は株式会社ディクセル 金谷様、河内様にお話をお伺いしました。
直感から始まった導入の決断
「これ、他では見たことがないな」展示会場でJizainfoを目にした瞬間、直感的に“これだな”と
導入を決めたと話すのは、同社の金谷様。
来場者に丁寧に説明したい気持ちはあるものの、限られた人員ではすべてをカバーできない。
「接客が手薄になった瞬間に、せっかくの来場者を逃してしまう」
そのもどかしさを埋めてくれる存在として、『Jizainfo』はディクセルにフィットしました。
実際の使用感と来場者の反応
展示会活用後、金谷様はこう振り返ります。
Jizainfoを置くことでよりインタラクティブに商品検索ができるようになりました。
ブレーキは種類が多く、お客様に合う製品を選んでいただく必要がありますが、展示会では会話で全員に説明するのは難しいんです。
Jizainfoがあると、その間も勝手に説明してくれるので、接客漏れが減って助かりました。

東京オートサロン2025では、8階層の商品提案コンテンツを展開。
実際に最終ページまで約1,000名が操作を行いました。
しかも最後まで見てから“このブレーキ製品ってどうなんですか?”と聞いていただけるので、こちらもピンポイントで提案できるんです。
タッチ操作 そのものが会話のきっかけになりました。(河内様)
スタッフで手が回らない瞬間も来場者を逃さない
スタッフの説明を聞く前に、来場者が深堀りをするため“下地”を作ってくれる
ーーーまさに現場で実感できる効果でした。

展示会は常に予測不能。人が集中する場所、動線の詰まりなど──
そうした“現場の揺らぎ”に応えられるかどうかが成否を分けます。
Jizainfoは、コンパクトで移動も容易。
「混雑してツールが使いにくくなった場面でも、すぐにレイアウトを変更できました」(金谷様)。
現場での即応力が大きな強みです。
Jizainfoは、スマートかつ省スペース設計のため、ブースの状況に合わせて柔軟に配置を変えられ、
来場者の導線を妨げず常に最適な場所でアピールできる点が高く評価されています。

また基本的なデザインソフトの操作ができれば、すぐに制作できる手軽さも大きな魅力です。
コンテンツ製作は未経験の新卒採用スタッフが中心に行いました。
約3カ月で完成させてくれた時は、彼らの成長を見られて嬉しかったですし、本人たちの自信にも繋がったと思います。
当初は日本語表記のみでしたが、海外の方が触れる機会もあり「英語版も必要だな」と感じ、自主的に数週間で日本語版コンテンツを英訳し、英語版も作成しました。(金谷様)
外注せず自社で作れるので、修正や追加もすぐ対応できるのは大きなメリットですね。
何より“コンテンツ制作が容易”という点は、続けて使っていく上で大きいと思います。(河内様)
コンテンツ制作の容易さと運用の柔軟性。
この両輪があるからこそ『Jizainfo』は「伝えるチャンスを逃さない」ツールになっているのです。
展示会からWEBへ-次のステップへ
ディクセルでは、展示会用に作成したコンテンツをWebへ転用する構想も進んでいます。
「展示会で好評だった“自分で選んで深掘りする体験”を、オンラインでも提供したい」
紙カタログでは不可能だった体験をデジタルで再現する。次なる挑戦が始まろうとしています。

展示会時以外は、エントランスにて展開。
まとめ
ディクセル様の事例から見えてきたJizainfoの効果は——
・ 足を止めさせるスマートなビジュアル
・ 来場者自身がタッチで深掘りできるインタラクティブ性
・ 接客漏れを防ぐ安心感
展示会という限られた時間で「伝わる体験」をどう作るか。
その問に対するひとつの答えとして 『Jizainfo』は確かな成果を示しています。
Jizainfoは、ただの“モニター”ではなく、お客様とのコミュニケーションツール。
業種や業態を問わず、「体験価値」を高めるツールとしての活用が期待されています。
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